月の光は静かにふりそそぐ

麗しの船旅2
海



ピアソラの曲にスール(南へ)というものがあるが、船旅の醍醐味はやはり南へ・・・だろう。

最近の船旅は日本列島を回るというのが主流になってしまい、現地での、いろいろなオプションツアーが付いている。
いつも、日本列島が見えているというのは、なにか外洋に出たという感じがなく、
面白みに欠ける。やはり、船旅は、憧れのハワイ航路といったところか。。。


真冬に、日本を南へ向けて出航し、次の日あたりになると、すでに、風は温かく、開放的な気分になれるが、
真夏に、ギラギラした太陽の下、出航して南へ向かうと、どうなるか・・・

太陽は、その輝きを増し、ジリジリと焼き付けるような状態になり、まさに真昼の太陽の元では、誰も甲板に出てこない。
太陽の光とは恵みの光というわけにはいかない。。。

鳥島近海で、360度海の中、トローリングの様子を見ながら、焼き尽くされるような太陽の元にいるのは、まさしく非日常・・


夜、船は、エンジンを停止し、音のない世界になった・・・音がない?

海は、つねに波の音がするものだ?

海上は、まさしく、月の光を浴び、ビロードを敷き詰めたようなで、海の上を歩いてみたい誘惑に駆られる
ほどだった。山奥で、静まり返っている湖に出逢ったような・・・・
これは、まさしく月の狂気。ルナテック


後で、船長に聴いてみたが、一年のうち、このような状態になるのは、1~2回という話だった。
その後船旅で、このような光景に出逢ったことはない・・・一生に一度の非日常の風景だったのだろう。。。

現在の船旅はかなり企画化されており、ブリッジ見学などは、どの船でもやっているが、名船オセアニックグレイスのように、エンジンルーム見学をさせてくれるものはない。

船底で、大きなエンジンが、ぐるぐる回っているのは壮観なものだ。トローリングなども大型客船では出来るはずもなく。。。
ある意味、非常に個別性のある船だった。

このような、ルナテックな光景の後、どうなったか。。ある意味、予想は出来たのたが、翌日は、大しけで、船は木の葉のように海上を漂うことになった。
(2万トン級の船なら、まさしく大船に乗ったようにで、台風の直撃を受けてもさほどではない。)

嵐の前の静けさですね・・・・

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360度、海、やはりいいですね。
最近は客船ばかりだけれど、フェリーも好き
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